タイトル | DRAINUS |
発売日 | 2022年5月22日 |
プレイ機種 | STEAM |
ジャンル | 横スクロールSTG |
どんなゲーム?
「DRAINUS」(ドレイナス)は「東方ルナナイツ」や「ロードス島戦記 ディードリット・イン・ワンダーラビリンス」といったメトロイドヴァニアを手掛けた「TeamLadybug」が作成した横スクロールSTGです。
このゲームの特徴は敵の弾やレーザーを吸収する事が出来るシステムが特徴的でシューティングゲームが苦手だなあと思う人にもぜひ遊んでもらいたい作品ですね!
敵弾がプラスになる!?吸収システム
シューティングといえば激しい弾幕攻撃が特徴だったりしますが、このゲームに関しては敵弾を
「吸収」する事が出来、「吸収」したエネルギーをチャージ(自機の緑円グラフ)にあわせて
カウンターのホーミングレーザーを撃つことが出来ます!
ダメージもそこそこでこのゲームの主力武器と言って過言ではありません!
通常ショットの威力は控えめというバランスだと思います。
更に敵弾を消せるだけで無く、他にも様々なメリットがあったりします。
「S-BOMB」という強力なビーム攻撃やボム攻撃という切り札的な武装を使用するのに必要なゲージを貯めることが出来たり、「エネルギータンク」という1本分溜める事で自機の武装を強化、購入する買い物な要素にも繋がります。なので積極的に吸収をしていった方がお得なシステムになっています。
激しい弾幕を難なく掻い潜る快感はこのゲームでしか味わえないかもしれませんね!
ただし、赤い色の弾は実弾で防ぐことが出来ませんので注意が必要です。
シューティング初心者に寄り添ったシステム
このゲームは「GUARD」ゲージがある分だけ紫色のエネルギー弾の「吸収」を行うことが出来ます。「吸収」ボタンを押してる間は「GUARD」ゲージが残ってる間はいつでも紫の敵弾を吸い取ることが出来ます。
画面を覆いつくす弾幕も「吸収」で楽々に進めることが出来るんですよ!
更に被弾しても自機のパワーダウンを起こすだけなので、一撃死の心配もありません。
ですのでシューティングが苦手な方にも是非お勧めしたい作品だと思います!
自機のスピード調整も9段階と細かく変更する事も出来ます。9段階も細かく変更するのは大変じゃないの?とは思うかもしれませんが、通常のスピード変更ともう一つ「スローモード」のスピード変更も行うことが出来ます。
「スローモード」という専用ボタンを押している間は「スローモード」で設定した速さになるので、
例えば普段は8速の状態で飛行し、狭い通路などで細かい操作をしたい時はスローモードの
スピードでゆっくりと飛行できたりします。
いつでもお買い物可能!?武装拡張システム!
貯まったエネルギータンク使用して、ポーズ画面の「機能拡張」で自機の強化をすることが出来ます。
ショットの強化やオプションやバリア等、有名シューティングの「グラディウス」の様な武装を購入する事が出来るんですね。有効な武装なほど、必要なエネルギーも必要になってきます。
他にも攻撃力1.2倍や吸収率アップ等、純粋にステータスのアップも図ることが出来ましたね。
どのアイテムを早めに購入していくかも攻略のカギとなります。
ゲームが進行すると品揃えもより豊富になっていきました。
パワーアップリストでどのスロットにどの装備を取り付けるかも自由に決めることが出来ます。
パワーアップアイテムを取れば、上から順番にパワーアップしていきます。
シールドカテゴリだけは一番最後に強化されます。
「1番」だけ固定になっていますが、機能拡張の「ジェイルブレイク」というものを購入すれば「1」の部分も自由に付け替えられるようになり、カスタマイズの幅もより広がっていきます。
ショットやマインなどカテゴリ分けされていますが、
同じものを装備するとどちらかしか発動しないという事もあるので注意したいところです。
ストーリーを盛り上げる魅せる演出!
今作はストーリー部分もしっかりと作られており、道中やステージの合間にも会話シナリオがあり、物語を盛り上げてくれます。見た目はカエルだけれども、性格がイケメンなパートナーや、
実の姉が敵軍のお偉いさんにいたりと登場人物も個性豊かです。
敵のお偉いさんの邪悪な表情にも注目ですよ!
各ステージ道中にある、レコーダーを手に入れることが出来ると、本編では語られないサブエピソードを見ることが出来ます。サブエピソードでしか出てこない人物も多数いたりして、
物語の全貌を知るためにはコンプリートも不可欠ですね!
ステージの間も派手な演出もあり、終始目が離せません!
最新のドット絵作品を拝むことが出来ますよ!
難易度「ノーマル」で遊んでみた
ゲームの基本システムを丁寧に教えてくれるので、初回はチュートリアルを選びましょう!筆者は一度で理解できなかったので何度か見返しました(苦笑)
独自要素が強いゲームなのでシステムを理解するとこのゲームの面白さが一気に広がると思います。
物語冒頭の「ドレイナス」の発進シーンは圧巻の迫力です!ドットと3Dの融合ですよ!
ステージ1のボスとの対峙。会話シーンもあり、ストーリーにも深みが出るというものです。
見た目は某シューティングゲームの似ていたりしますが…
ボスにダメージを与えていくと、この様にボスの形態が変化してきます。
全てのボスがこの様に次々と変形していくので、戦うのが楽しくて仕方が無かったです!紫の稲妻部分は「吸収」でやり過ごせますが、赤い弾丸は防げないので注意しましょう。
月面を走る装甲列車のステージ。右前方のジェット噴射噴き出していますが、「吸収」能力を使えば楽々に通り抜きられます!
歯車部分にショットを当てると右奥の分銅が上がっていき、通路が開きます。
簡単なパズル要素も一部あったりして、プレイヤーを飽きさせません!
ステージ2ボスの最終形態。コアを軸にグルグルと回っており、紫の稲妻部分を「吸収」モードを使いながら抜けながら戦いました。回転がかなり速いので自機スピードは最速の9速でないと間に合わないかもしれません。
ステージ3のボス戦。このボスではどの様に戦えって良いか分からず、結構苦戦をしましたね。
足の部分を破壊すると足の部分で吸収を行うことが出来、チャージ後のカウンターホーミングレーザー攻撃で敵のコア部分にダメージを与えて行きましょう!結構忙しかったボス戦でしたね!
おススメ装備
筆者個人的なおススメ装備はこんな感じです。「1」番スロットは初期装備の「ダブルショット」で固定なのですが、機能拡張の「ジェイルブレイク」で「1」番スロットを自由に付け替えられるようになります。「1」番にローリングビットを装備すると最初に強力な護衛攻撃を付けることが出来ます。
「2」番に「攻撃力1.2倍」で火力アップ、続いてトルネードビームに前方に強力な攻撃、バタフライで上下、後方に攻撃を出来るようにして、最後に優先順位低めなマインのホーミングミサイルで火力補強という感じでしょうか。
「シールド」と「スーパーボム」部分が特に重要で「オートガード」で吸収を被弾時に自動的に行ってくれるのが凄く便利でした。咄嗟に弾が飛んできてどうしても被弾する事が多いので慣れてない人はこれを付けると非常に便利だと思います。
「緊急パワーアップ」はS-BOMBゲージ1個分でパワーアップをすることが出来ます。S-BOMBゲージ分だけ被弾しても良いという事になります。更にシールド部分を使い果たしてから「緊急パワーアップ」を使用するとシールドの回数が回復し「オートガード」を使用することが出来ます。この組み合わせでかなり被弾しても許されるようになるので「ハード」までの難易度ならこれで結構楽に進めることが出来ました。
クリア後のモード開放
エンディング後にモードが解放されます。「ARCADE」はコンティ―ニュー、中断無しでどこまで行けるかを競う競技用のモードです。パワーアップを1ステージに一度しか出来ませんが、そこまで厳しい条件ではないかなと思いました。ゲームの難易度自体はノーマルと一緒でした。
「RIDICULOUS」というのはハードより更に上の難易度で「理不尽」モードと呼ばれています。
被弾時にパワーアップ状態になっていても一発でやられてしまいます。普通のシューティングはそれが当たり前なんですけどね。更に敵の攻撃のパターンの変化、弾幕の方もより激しくなっています。
ハードまでは武装の装備次第ではあまり苦労はしないかもしれませんが、シューティングが得意な人は満足できるモードなのではと思います。本編は二周全提の作りとなっており、特に「理不尽モード」の一周目クリア後の二周目は敵の撃ち返し弾が発生したりとかなり歯応えのある難易度となっています!
上級者の方でも満足できる感じにはなっていると思いましたね!
クリアまで終えて
「理不尽」モードの一周目クリアまで遊んだ感想としては、非常に良く出来たシューティングゲームという感じで、シューティングが苦手な方にも是非遊んでいただきたいゲームだと思いましたね!
装備もいつでも自由に付け替えられるカスタマイズ用も親切ですし、一発被弾しても自機が落ちないところも遊びやすいと思いました。ゲームオーバーになってもチェックポイントの途中から何度でもやり直し出来るので、諦めなければ高難易度のモードもクリアは決して無理じゃないのが好感が持てました。特に欠点も思いつかないシューティングゲームという感じでした。
気になった所は二周目のデジャブステージの変化があまり感じられなかった位でしょうか。
ストーリーでは敵軍の攻撃が激しくなっているというセリフがありますが、二周目は自機も強化された状態でそこまで敵の攻撃に変化があるという印象が無いので(理不尽モード除く)
緊張感があまり無く、同じことをやらされてる感はあったかもしれません。
1周自体が1時間程のボリュームなので、
2周するのはお腹いっぱいかなあと思ったのが正直な感想です。
あと、効果音がここのメーカーの「東方ルナナイツ」や「ロードス島戦記 ディードリット・イン・ワンダーラビリンス」の効果音が使いまわされてデジャブ感を感じる位でしょうか。
このゲームの良かった所&気になった所まとめ
- 最先端のドット絵表現
- ボスの豊富なパターン
- シューティング初心者によりそったシステム
- 自由度の高いカスタマイズ要素
- 二周目の水増し感
- 効果音が他の作品の使い回しが多い
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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