90点★★★★☆
タイトル | ロストジャッジメント |
発売日 | 2021年9月24日 |
プレイ機種 | PS4/PS5,XBOX One,XBOX Series X/S |
ジャンル | リーガルサスペンスアクション |
どんなゲーム?
失われたのは真実。そして正義。
木村拓哉×龍が如くスタジオが描く、リーガルサスペンス・アクション最新作
本日、ロストジャッジメントの体験版が配信されました。前作のジャッジアイズが面白かったので続編の今作も非常に期待をしています。それでは早速プレイしてみたので感想を書いていきたいと思います。
シリアスで重厚なストーリー
元警察官が痴漢の有罪判決を受け。被告人が「横浜で身元不明の死体が発見されたはずです。私の息子を死に追いやった万死に値する人間だ」
偶然にも横浜にいた主人公八神は復讐劇の真相を追い始める…
舞台はお馴染みの神室町。主人公の八神(キムタク)は探偵で、女性からの依頼でとある男子大学生に騙されて貢いでしまったのかを確かめる為、男子学生を尾行をする所からストーリーが始まります。
今作は「イジメ」をテーマにしているので暗く重い内容になっています。全編に渡ってこのテーマが重く伸し掛かってて来ます。
本編ストーリーの方はネタバレになってしまうので、ここでは極力語らない様にします。本編ストーリーとは別にサブストーリーも有り、それが良いアクセントになっています。真面目な話からネタに走ったストーリーもあり、そのボリュームは本編以上です。この部分の寄り道要素がどれ程楽しめるかどうかで「如く」シリーズの評価も変わってくるのではないでしょうか。
まるで実写の様な登場人物
主人公役は元SMAPの木村拓哉という事で前作でも話題にもなりましたね。顔も本人そっくりで勿論声も御本人が当てておられます。俳優さんだと演技も上手なので違和感なく世界観に入り込むことが出来ます。普通にサスペンスドラマを観ているかの様に楽しめます。
キムタク以外にも有名な俳優さんも登場します。大抵物語の重要人物という事が多いです。
ヤクザやチンピラ、ヤンキー達、堅気でない人間も出て来るので顔の迫力もありますね。
最近は女性キャラクターも可愛くなって来たと思います。(龍が如く7のスタッフインタビューで言っていました)
様々なミニゲームイベント
本編とは別に様々なミニゲームが有ります。主人公八神は探偵なので、推理シーンや調査イベントが有り、探偵ならではのミニゲームイベントもあります。困った時はヒントも見れたりしますからそこまで難しくはないかも?
龍が如くシリーズには無い良い差別化が出来ていると思います。
今作は学校を舞台にしているだけあって、「ユースドラマ」という学校の部活動に絡めたミニゲームがあります。ミニゲームと言ってもそれぞれの部の背景や登場人物がしっかりと作り込まれていて、物語の結末が非常に気になる内容になっていたりして、サブイベントながら最後までプレイしたくなります。学校の部活以外でも「サブケース」というイベントややり込み要素の他、バッティングセンターやダーツ等もシリーズお馴染みのミニゲームも当然あります。寧ろお約束ではないでしょうか。
ただちょっと気になるのがミニゲームが終了すると一旦通常画面に戻るのが殆どで、その度にロード時間が入ってしまいます。ロード時間は少し気になるレベルで、更にこれがミニゲーム毎に毎回発生するので、正直ミニゲームを繰り返す事にストレスを感じてしまいます(筆者はPS4版をプレイ)。折角ミニゲームをやり込みたいのに度重なるロードが足枷に感じてしまう部分でした。
体験版をプレイ
例によってチンピラに絡まれてバトルスタートです。集団相手に適した足技を主体とした「円舞」と強敵相手に特化した「一閃」の二つのスタイルを使い分けて戦っていきます。派手なオーラ?のエフェクトがバトルを盛り上げてくれます。チュートリアルは課題をクリアするまで進まないので、新しい事を覚えるのが苦手な筆者でも気が済むまでチュートリアルを体験できました。忘れてしまっても後で再確認も出来ます。
雑居ビルに潜入するルートを探索するモードもあります。怪しいところをチョイスして潜入ルートを導き出します。雑居ビルではちょっとした潜入ミッションもあり敵に見つからない様に進んでいきます。コインを投げて敵の注意を引き付けて締め上げる流れも不自然過ぎて笑えてきますね。リアルにすると(略)
この潜入系のイベントは敵に見つかると一発でゲームオーバーになるので慎重にいきたい所です。
男子学生が逃走するのでそれを追いかける、お馴染みのチェイスイベントも健在です。距離が離れすぎない様に追い掛けましょう。
諸悪の根源のぼったくり店長をボコボコにして解決です。大体最後は暴力で解決なのよね。元はヤクザゲーですし。
ストーリーがとても凝っていて先が気になるのがこのシリーズの魅力なんですよね。主人公が元弁護士なので裁判絡みのシナリオは個人的に好きなんです。前作ジャッジアイズはハマり過ぎて数日で一気にクリアした記憶があります。
要点攻略 一部ネタバレ注意
体験版をプレイ済みなら、その続きから遊ぶことが出来ます。本編ストーリーは序盤の一部だけ紹介ていきます。
物語の流れで誠稜高校の理事長に頼まれて学校内で「イジメ」があるのか調査する事になります。ここから新宿神室町から横浜の伊勢崎異人町へと舞台が移ります。
質屋に上位互換のスケートボードが売っていました。買い替えるとより早く移動する事が出来ます。
ただ、狭い通路だと強制的にキャンセルされるから使い勝手が万能とは言い難いかなあ
本編ストーリーの合間のサブストーリーはいい骨休めになります。個人的に好きなサブイベントです。
敵との街中でのエンカウントは結構多目です。気付かれると執拗に追いかけられるのがちょっとストレスかも。
中盤以降紫色のシンボルが出て来る様になります。かなりの強敵(体力も多い)で返り討ちにあってしまう事もありましたね。倒せばそれなりの大金が手に入るのですが、ストーリーを進めればある程度資金に余裕が出来てきたので、バトルは極力避けていましたね。
クリアまで終えて
クリアまでプレイしました。最後まで引き込まれる物語でしたね~。
本編ストーリーは語りたい所ですが、是非プレイしてその素晴らしさを堪能してもらいたいですね!
前作も良かったですが、今作は更に響く内容の物語でした。
バトルは個人的に難しかったですね~。
溜まったスキルポイントで新たな技を覚えることが出来ますが、
操作と条件下がちょっと複雑で、しっかり覚えておかないと使いこなせない様な技も
幾つかありました。
総プレイ時間は32時間でした。途中止まっていた時間もありましたが、サブストーリーはあまり手を付けていないのに本編だけでも満足できるボリュームだと思います。クリア後には恒例のプレミアムアドベンチャーが解放されるので気が済むまでサブストーリーも堪能する事が出来ます。
他にも「ザ・ガントレット」という条件下でのバトルも楽しめるモードも解放されました。
エンディング後もまだまだ楽しめそうです!
このゲームの良かった所&気になった所まとめ
- どんどん先に進めたくなるシリアスなストーリー
- キムタクのカッコいいアクションシーン
- 作り込まれた豊富なミニゲーム
- シナリオは良いが、全編に渡る重いストーリー
- ミニゲームプレイ中のロード時間が気になる(PS4版)
このゲームをオススメな人、向いてないかも
- 龍が如くシリーズファンの人
- 箱庭ゲームが好きな人
- キムタクが好きな人
- 本格ミステリーが好きな人
- 暴力的描写が苦手な人
- アクションゲームが苦手な人
本編のストーリーが素晴らしく、サブストーリーそっちのけでクリアしました。バトルに関してはシビアな入力を要求される辺り難易度は高めかと思いました。
ここまで読んでいただきありがとうございました。