80点★★★★☆
求めた希望(あした)の、その先へ。
タイトル | 蒼き雷霆ガンヴォルト 鎖環 |
発売日 | 2022年7月28日 |
プレイ機種 | swich/PS4&5/steam |
ジャンル | ライトノベル2Dアクション |
あらすじ
セブンスという特殊な力に目覚めた人間、第七波動能力者が生まれるようになった近未来。ガンヴォルトらの手によって、多国籍能力者連合「エデン」との抗争は終結した。戦いに身を置き続けたガンヴォルトは、ついに第七波動を超えたネクストフェーズへと作成してしまう。
事態に気づいたのは、スメラギと対を成す影の組織「裏八雲」。
「鎖環」の巫女であるきりんは、ガンヴォルトの覚醒を封じ、宣告する。
「ーーアンタには、これから起きる事態の責任を取ってもらうよ。」
どんなゲーム?
2016年に発売された「ガンヴォルト爪」から続く、正統な続編になります。新主人公「きりん」とシリーズお馴染みの「ガンヴォルト」を切り替えながら進むみたいです。前作ではガンヴォルト(以下GV)かアキュラを選んでプレイする感じでしたが、リアルタイムで切り替えられるのは良いですよね。長所を生かして戦うのは戦略性に幅を持たせるので凄く好みです。
「ロックマンX8」と同じ様に遊べるんですかね。
遊んだ感じですが、基本はきりんを操作して、特定の条件下(ゲージが100%以上)でGVにバトンタッチする感じです。条件もあまり厳しくなく、ここぞという時にGVに切り替えるのが良いかもしれませんね。無限にジャンプが出来たり、ダメージも受けない、ただしゲージを消費し、0%になったらきりんに操作が戻ります。
登場人物が常時フルボイスで会話する!
ゲームプレイ中に登場人物が台詞をリアルタイムで会話を繰り広げます。前作の「爪」では、ボス戦でも会話が行われるので、登場人物の個性が非常に出ていましたね~
ストーリーが進行すると、新キャラクターも次々と仲間に加わるみたいで、プレイ中の会話も賑やかになるみたいですね!今からのプレイが楽しみです。登場人物の掛け合いが世界観を盛り上げてくれます。初代に出て来たモニカやジーノは出て来るのでしょうか?この辺りがとても気になります。
道中でも頻繁にボイスが入りテキスト量も十分にあります。今作ではメニュー画面の会話のボリュームが物凄く増えています。日常会話が増え、会話に参加する登場人物も多い為か、普段の描写が非常に細かく描かれています。ライトノベル小説かなと錯覚する位でした。
豪快アクション+雷光速アクション!
新主人公のきりんは、仕込み刀による華麗なスラッシュアクションと、敵を弱体化する護符の力を組みあわせ、一瞬で間合いを詰め、一撃必殺技”雷霆連鎖”というスラッシュアクションを楽しめます。
お札を敵に当てると、ロックオンされ、雷霆連鎖で瞬間移動して敵にダメージを与えられます。高速移動が非常に楽しいです。
お馴染みガンヴォルトでは、基本とダートと雷撃を組み合わせる基本をベースに、敵をすり抜け時に攻撃する”スパークダッシュ”、瞬間移動し近距離で雷撃を放つ”ライトニングアサルト”、”ド派手なヴォルテックアーツ”が使えます。恒例のスパークキャリバーやヴォルテックチェーンも使えます。
自由に何度も空中ジャンプも出来るので探索も非常に楽に行えました。
モルフォの歌声のプレイヤーサポートシステム!
プレイ時に”クードス”を稼いでいくと、モルフォの歌声”ソングオブディーヴァ”が発動し、ゲームを盛り上げてくれます。キャラクターがやられると復活させてくれたりと初心者救済処置の役割が強かったですね。復活するとGVを操作する事になり、
ボス戦で発動すると負ける事はほぼ無くなくなり、
ダートを3発当てた後のダッシュ体当たりで瞬殺できてしまいます!
ちょっと強すぎだと思いましたね~
クードスを稼いでいけばモルフォの歌声を道中で聴かせてくれます!ステージによって曲も違ったりするので全てのステージでクードスを上手く稼ぎたいところです!
GVだときりんに比べてクードスが貯まりにくくなっています。あまりにもGVが強すぎるため、バランス取りをされてるのかなと思いました。
収集要素「イマージュインパルス」
各ステージ(1ステージごとに7つありました)にある記憶のかけら「イマージュジップ」を集めて、「イマージュインパルス」を開放するコレクション要素があるみたいです。種類も150もあり収集プレイが楽しそうですよね。これまでのガンヴォルトシリーズに出来てたキャラクターを召喚できる様です。直接の援護攻撃やアビリティの付与等効果も色々です。
プレイした感じすが、序盤は同じ種類のばかり手に入ったりしました。
レア度みたいなランクの差はあったりしましたね。
ステージごとに入手済みか、未入手かの一覧が表示されるのでコンプリートを目指すなら、
繰り返しプレイする必要があります。
立ちはだかる「ボス」達!
予約特典・店舗特典
蒼き雷霆(アームドブルー)ガンヴォルト ギブス│公式サイト (gunvolt.com)
新モード「きりんXX」
「白き鋼鉄のイクス2」のDLCで登場したきりんの技に変化したモードで遊べます!
護符が投げ放題だったり、回転切りも強力でステージの道中は楽になった印象です。
まさに別キャラですよ!(言い過ぎ?)
パッシブ系のイマージュパルスが使えないので注意したいですね!
モード:D-Nizer
特殊な性能のGVを思う存分使用することが出来るモードです。どこまで進めるかを挑戦する高難易度のサバイバルモードです。本編の「“暴龍”ガンヴォルト」を装備した状態のGVと同性能になっています。カウンターゲージが100%になるとゲームオーバーになるとても難しいモードでした。
要点攻略 一部ネタバレ注意
印象に残った所や躓いた所を部分的に記事にしていこうと思います。
真エンド条件(ネタバレ注意)
本編最終ステージの「メビウス世界」で第2戦のGV戦でゲージを減らした時にメビウス(緑色の獣)が出て来るのでお札を当てていくとボスの体力ゲージが色違いで減っていきます。全て減らせば通常とは違うエンディングを迎えられます。
ハードモード、ベリーハードモード解禁
真エンドを迎えた後は、ハードモード、ベリーハードモード、スペシャルミッションが解禁されます。
ハードモードはボスの攻撃パターンが激しくなるのと、HPが初期値で固定されます。
イマージュパルスは使用可能(使用後ゲージ回復で再使用可能)なのと
電磁結界(護符を消費してダメージ無効化)は使えるのでクリアだけなら容易だと思います。
ハードモードでしか手に入らないイマージュパルスもあるのでやり込み向けなモードになっています。
ベリーハードモードはイマージュパルスの仕様は一度だけ、電磁結界無効等、より厳しい条件でのモードとなります。腕に自身のある方はいかがでしょうか。
スペシャルミッションは各ボスといつでも自由に戦えます。
練習にうってつけのモードだと思いました。
真真エンド(隠しエンド)
150種以上のイマージュパルスを手に入れた状態でエンディングを迎えると「FIN」の後に特殊なエンディングが始まります。
クリアまで終えて
真エンディングまで6時間程でした。ボリュームとしては充分にあったと思います。
ステージ数は従来通りですが、テキスト量が膨大なのでライトノベルの様に楽しめました。
ガンヴォルトの世界に存分に浸れたかなあと思いましたね。真エンドを迎えた後は、
ハードモード等も解禁されるのでやり込み要素もしっかりしてると思いました。
イマージュパルスを集めるのにハマってる方はまだまだずっと遊べると思いましたね!
前作のX2と違いハードモードをクリアしなくても真エンディングは見ることが出来るので
そこは良かったのではないかと思います。
気になったのはGVがあまりに強すぎてゴリ押し可能過ぎるのが気になりました。ボスに即死級の技を簡単に出せるので、ボスの会話が終わるまで倒せたり、折角の必殺技を最後まで拝めずに倒せてしまうのはちょっともったいないかなと思いました。電磁結界(緩めの条件でダメージ無効)や回復イマージュパルス(時間経過で)何度でも使えるのもあるのでごり押しで終盤まであまり苦労せずに進めてしまいます。
このシリーズ恒例なのですが、エンディングを迎えるだけならしっかりしたパターン構築が必要でないゲームデザインなので、ロックマンの様なボスのパターンを読んで倒していく達成感を求める人には賛否両論だと思いました。
良いスコアを狙うなど、やり込み要素が好きな人にはおススメの作品だと思います。
このゲームの良かった所&気になった所まとめ
- 初心者にも優しい救済処置
- ボリュームのあるノベル量
- 派手なエフェクト
- やり込み甲斐のあるコレクション要素
- 過剰なレベルでのゴリ押し可能なゲームデザイン
ここまで読んでいただきありがとうございました。