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【初代・ペルソナ】 女神転生の外伝的スピンオフ作品「女神異聞録ペルソナ」

ゲームコラム

85点★★★★☆

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「ペルソナと言えば?」

 

女神異聞録でしょう!?

9月20日は初代ペルソナの発売日で25周年という事なのでコラムを書いていこうかと思います。このゲームには個人的にとても思い入れがありますね。6週位はしたと思います。後から評判を調べたらテンポが悪い等厳しい評価を貰っていてショックでしたがそれを覆す魅力がこのソフトにはあると思います。

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拘りが感じられる所

このゲームの魅力は徹底した世界観を作り上げているという事です。BGM以外の環境音が凄く拘ってるんですよ。同期生が入院してる病院にお見舞いにいく時に病院のダンジョンに入るのですが看護師さんが呼び出しのアナウンスをしている(何を言ってるかは聞き取れない)雰囲気や、機材を運んでる環境音等が聴こえて来るんですね。それだけで臨場感がグッと増していました。ダンジョンを歩く足跡も場所によって変わっていました。3Dダンジョンの造形も主人公達と敵対する組織の社内の高級感のある造り(黒曜石の壁)等がリアルに描かれています。小部屋に入るとクォータービュー画面に切り替わり、箱庭的な空間の中にもオブジェクトもしっかりと作られています。ペルソナは3以降はポップなイメージが強いですが、この頃は「学校の怪談」の様な少し暗めな雰囲気でしたね。

迫力のあるバトルシーン

バトルシーンも印象に残っているので記憶に残ってます。魔法の効果エフェクトがとにかく派手で見応え抜群でした。特に好きなのが雷魔法のジオダインのエフェクトが好きでしたね。複数の雷が螺旋状に広がっていく感じなんですが、とにかくカッコイイんですよ。後は核熱魔法のメギドも好きでした。バランスブレイカーかよという位に威力が高く、これが発動すれば敵はほぼ半壊状態でしたね。魔法や技のバリエーションも豊富でした。演出が長すぎるのが玉にキズという感じでした。

それと銃火器の音が妙にリアルでした。ライフルを撃った時の薬莢が床に落ちる音やリロード音が妙にリアルでこれでサバゲ―に目覚めた人もいるのではないでしょうか?

女神転生シリーズと言えば恐ろしい悪魔という印象がありますが、悪魔は逆にコミカルであまり恐怖感は無い感じでした。悪魔が唸り声が上げるのですが凄いのが使い回しがほぼ無かったと思います。声を当てているのがプロの声優さんではなく社内スタッフの方らしいので良い意味で記憶に残りやすかったです。

バトルBGMで特に好きだったのがボスバトルのBGMで、最初はもの静かな雰囲気なのですが、戦闘コマンドを入力した瞬間、超カッコイイBGMに切り替わるのが凄く良かったですね。
ギャップが最高過ぎます。この静から動へと切り替わるのはメガテンシリーズの伝統ですね。

一本道で無いシナリオ

6週も遊んだ理由が正にこれです。通常のルートでノーマルエンドとバッドエンドとがあるんですが、とある選択肢を間違えるとバッドエンド確定になるのですが、最初の一週目はバッドエンドに入ってしまい途中で終わってしまいました。攻略本を買っていたので、まだ続きのダンジョンが載っているのになんで終わってしまったんだろうと疑問に思い、二週目で違う選択肢を選んだら無事ノーマルエンドを迎えることが出来ました。これはちょっと分かりにくいので意地悪かなと思いましたね。

一番驚いたのが序盤で大きな分岐が有るんですね。攻略本にも載っていなくてある日「電撃プレイステーション」で全く見たことの無いシーンや登場人物が載っており衝撃を受けましたね。この別の分岐も本編位のボリュームがあるのは凄い事だ思います。これにもノーマルエンド、バッドエンドが有りました。仲間にするキャラもプレイ事に変えたりして繰り返し遊ぶことが出来ました。

気になったところ

気になったところは戦闘シーンが長引くことが多く時間は掛かってしまいますね。アニメーションOFFという機能は無いので繰り返し戦闘を見させられるというのは避けられません。

終盤のダンジョンがとても長く(二時間位はザラ)当時は中断機能が無く、セーブポイントもかなり限られているので泣く泣くリセットするという事もありました。

今遊ぶと不親切な部分が気になったりする事はあるけれど、思い出に残ってるソフトです。リメイクされたらまた遊んでみたい傑作です。

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